室内閉じ込めによるAlpha ed-LOCK電子錠の玄関解錠

「サムターンが全く動かないため、室内から出られない」

中に人がいる状態だが、サムターンが1ミリも動かないとの申告だ。

外側から確認する限り、デッドボルトとストライクの位置関係は問題が見当たらない。 暗証番号で試みるが、リレーの音だけでモーター音が聞こえない。

ドアスコープからの通常サムターン解錠も試みるが、当然ビクともしなかった。

中からの分解の方法を伝えて、サムターン、レバー、edロック本体の分解作業に進めようと決断した。 LSP型のサムターンなので、ネジを外さなければならないが、サムターンツマミ部分が邪魔でプラスドライバーが入らない。

力入れて、サムターンを45度ほど回るかと伝えたところ、回った。 解錠後、全ての部品状態を確認するが、問題は見つからない。再度組み立て直している時、最後のサムターンを止める塗装されたネジ頭に、変なキズを確認した。

どうやらこのネジ(小なべネジPANHEAD screw)が緩みサムターンと干渉し、乗り上げてしまいって、完全に固定されていた状態だった。 皿ネジ(Countershunk screw)であれば問題なかっただろうと考える。

これは、取付作業者によるネジの選択の問題ですね。 ここに至るまで50分ほどかかったが、なんとも偶然が重なる案件だった。