ステンレス製差込み栓錠の緑青(青サビ)
「引越し入居の為、鍵を交換して欲しい」
納戸の鍵でした。青サビ(緑青)がかなり進行、鍵もないとの事でした。メーカー名は目当たりませんでしたが、構造からするとAGEでしょうか。一部破損(シャフトホルダー)でもありました。
さてこの緑青(青サビ)殺菌作用もあると言う、なんとも賢いサビ。調べてみると、
緑の錆の正体は? 真鍮アクセサリーを、汚れたまま放置しておいたりするとできる青緑色の汚れ、これは緑青(ろくしょう)という物質です。 緑青は銅が酸化してできる銅の錆です。 真鍮は銅に亜鉛などを混ぜて作った銅合金であるため、汗や水などと反応して青緑色の錆を作ります。
真鍮は銅合金だったのです。改めて納得(中学で学んだ気がする)。
こうなると簡単には取り除くことは出来ません。(重曹やピカール、ツヤ之助の研磨剤方法はあります)交換となります。
サイズ完全互換とはならないので、ドアの追加工でダイマツ製に交換となりました。
大学などの書庫では見かけますが、マンションの納戸にも使われていたとは、設計者はどんな考えがあったのだろう。扉が鉄製の重いもののため、錠の強度が必要だったのだろうか。