キーレックス800 室内閉じ込め解錠と修理
「中に人がいる状態だが出れない」
オフィス兼用のマンション一室だった。ドアスコープはない。昨年、暗証番号ボタン式に交換したという。
暗証番号を聞いて、外から解錠を試みるが反応はない。だが、ドア枠との隙間が異様に広すぎる。6ミリ以上はある。標準取付仕様に準拠していない。
室内から出る時は、レバーを下げて解錠するが、その操作が有効になっていない。キーレックスとしては、ドアが空いていると認識しているようだ。
トリガーラッチを押し込んで、暗証番号で再度トライすると解錠した。作業は完了であるが、フロントがかなりドアに押し込まれている。しかも、斜めに押し込まれている。
取付業者にはどうにもならないと言われたらしい。なんとも残念な業者だ。
全てを外して、錠ケース固定用のフランジを強制的に補正し水平に戻して、段差用金具で厚み方向を調整する。これにより、隙間は4ミリ程度に調整できた。
なぜこのような調整をやらないのか、出来ないのか、作業者に聞いてみたいが、かなり疑問が残る物件であった。
しかし、似たような取付不良事案は結構ある。悲しい事だ。