U9.145AWサムターン側ノブ空転修理交換
「ドアの内側のノブが空回りする」
某大型ホームセンターのテナント、大手衣料品チェーンストアからの依頼だ。バックヤードのドアの不具合らしい。この手のテナントへの業者入退室は管理されているため、指示は明確ではないが、裏口の警備室を探すことになる。
駐車位置と入室ドアは遠いようだ。100メートルほど徒歩移動してやっと現場へ到着。バックヤードに案内されて、対象のドアを確認する。
確かにサムターン側のノブの動作に異常が見られる。空転することが多い。見ると丸座が緩んでいる。
丸座を締め直して再度動作を確認するが、やはり空転している。外してみるとスピンドルプレートが短い。13ミリ程度だ。これはHMS用のノブのようだ。
だが、錠ケースは145AでDT25~28ミリ用だ。HMS用のスピンドルプレートは届かない。さらに扉厚を測定してみると、全体で37ミリ程度。段差部分を差し引くと、33~34ミリ程度。標準仕様のノブが適当だろう。
騙しだましで今までよく動作していたと思うが、原因は明らかだ。標準仕様のHMD型ノブに交換して改善した。今度は確実にノブが動作している。