「本日入居だが鍵がかからない」

施錠不良修理の依頼だが、本日入居でこのトラブルは一体どういう管理をしているのかと疑うばかりだ。

シリンダーは入居に伴い交換しているようだ。SHOWA刻印のディンプルキー Xシリンダーだ。だが、錠前には外側から確認できる位置に、WESTの刻印がある。室内側の本体には、何も表示がない。

WESTアクト錠のようだが、サムターンの形状も異なる。開口部の大きなSHOWAのシリンダーがあるとは知らなかった。

そもそもWESTアクト錠用のディンプルシリンダーは、WEST917専用があるが、シリンダーの開口部の大きさが全く違う。もっと小さく、固定用ネジが2カ所あるはずだが、これには確認できない。

とにかく不良の原因を解決することが先決である。デッドボルトがストライクに全く入らないのが原因だったが、経年劣化でもないこの不良は、初期不良でもあるが、築後30年の古いアパートである。理由は不明である。(ラッチボルトも十分な位置にない)

調整するにも、面付け箱錠もストライク部品も全く位置が調整できない構造である。丁番の変形や、ドアの歪みも無い様子なので、仕方が無いので、ストライクの一部を変形させて、デッドボルトとの隙間を0.5ミリほど確保して完了である。

追加作業としては、ストライクの削り加工が必要だが、今回は応急処理とする。

WEB調べると、NATIONAL住宅向けに、WEST+SHOWAのOEM製品(廃番)のようだ。なんともややこしい製品で、すぐには検索できなかった製品である。

現行品としては、SHOWA X-7680L レバー錠(Xシリンダー仕様)がある。さらに、交換用としてWEST917-7680シリンダーもあるようだ。