edロック PLUS イラつく電池カバーインターロック解除

「電池交換したが蓋が取れない」

フタが取れないとの現象は、アルファの電子錠edロック系のトラブルだろうか。

現場に到着すると、現行型edロックPLUS(ed-Lock PLUS)の非常用シリンダー付き電子錠だった。(久しぶりだな、どうやるんだっけ......)
見るとMIWA U9.RAからLAベースの錠前を全面変更して取り付けてあります。他の部屋はU9.RAでした。入居時に古い錠前から変更しているのだという。


(さすがにこれほどの変更は大工事になるのだが、コスト掛けてここまでやるとはね。おどろきだ。内装はリノベーションしているように見えるので、『電子錠付き』人気物件とするために管理会社に言われて、オーナーは投資したのだろう。築34年だもの。でも丁寧な仕事だ)

依頼人から状況をヒヤリングすると、まだ電池は残っているものの、2年が経って交換表示のランプが点いたという。ドアに貼っている手順に沿ってやってみたが、カバーは固くて外れないという。

ed-lock plus


(いつもであれば、カバーのインターロックを強制的にバイパス解除するのですが、電池が残っているので、説明書にあるように通常手順でロックを解除するかと)

結局、通常手順では初めてなので、試しに手順書にしたがってやってみることにした。(しかしこれが間違いだった)

ドアを開けたままで、『起動ボタン』を長押ししても状況は変わらない。操作すると、自動施錠でロックしてしまいます。前に進みません。(まじめに暗証番号入れて『解錠』操作から進めないとならないのか。なんともめんどくさい仕様だ。)

依頼者に暗証番号を入れてもらって、操作を進めるが、手順を読んで確認している最中にリセットされてしまいます。
2回目の操作を進めますが、今度は二度目の『起動ボタン』を押すタイミングが遅くなりました。
3度目の操作をさらに進めます。(この時点でいらつきが増しました)

暗証番号を3回目入力して、10秒以内の操作で『起動ボタン』長押しで、ランプ表示が変わりました。「おっ?!」

(何処にも表記がありませんが『ST』表示が、右下になされなければなりません。書いて無いじゃ何か!この時点でMAXいらつき。)

やっと、インターロック解除されて、電池交換となりましたが、素直にバイパス解除しておけば良かったと思いました。なぜにこれほど難しく設計されているのか不思議に思いましたが、二度と操作しない!と反省会です。

edlockplus-cover-open


なお、調べてみると非常用電源電池端子は、タイプによって装備されていないことが分かりました。今回の非常解錠用シリンダー付きタイプは、非常用電源端子はありません。シリンダーレスタイプのみ、非常用電池端子があります。電源不足による非常時は、非常用シリンダーキーの複製スペアキー(5000円?/本)を製作するより、電池で解錠した方が電池代だけで済みますしね。