WEST801+ALPHA.TAF取替玉座取付作業不備の修理

「室内からサムータンが回らず施錠できない」

本日入居の依頼者でした。手にした鍵で入室はしたものの、室内から鍵が掛けられないと仰せです。

HMDでしょうか、部品変形でサムターンを動かすと、ラッチとデッドボルトが一緒に動くという症状は結構あります。

現場に到着すると、WEST801取替玉座でした。しかも真新しいく見えます。不動産の業者が交換したのでしょう。

錠ケースはAlpha TA-Fです。デッドボルトとラッチが一緒に動きます。この場合は、センターシャフト（角心）の取付方法の不備があります。

外側からはキーで施錠できます。しかし、キーが抜ける位置が+/－360°の位置です。これは違います。センター基準で+/-180°の位置でなければなりません。気がつかない人は多いです。

センターシャフトの切欠位置を180°変更して（どっちでも装着できるから正確に確認しないと取付不良となる）再度取り付けなおして完了です。万能型ゆえの設定方法を理解しないといけませんね（一度筆者も経験していますが）。