National(ナショナル住宅)PanaHome(パナホーム)電気錠用 玄関錠ケース E13-5500Eの修理

「分解しても玄関が開かない」

戸建て住宅の事案でした。玄関錠が開かなくなったので、依頼者の家族の方が出来るところまで分解したとのこと。それでも改善されないためコールをいただきました。

現場に到着して確認してみるとWEST製のプッシュプルグリップハンドル錠のハンドル部分が外されていました。見慣れない電気錠操作パネルです。全てのスイッチセンサーや電磁ソレノイド配線はストライク側のユニットにありました。主錠側の本体ケースには一切配線されていませんでした。

また、幸いなことにフロントはそのままでしたので、ラッチボルトの回転による重症なドアロックはなさそうです。

錠ケースが外から見えますので、シリンダーカム部分を操作しますが、かなり硬くなっておりロックされています。そのためデッドボルトが引き込まれません。

錠ケースの可動部分の経年劣化が原因の一つなので、洗浄を注意深く行い、少し力を入れてシリンダーカムを回して解錠出来ました。

その後錠ケースを分解して、さらに洗浄と潤滑を与えて動作の改善がなされました。今後同様な現象がある時は、錠ケースの交換となります。

電気錠との連動は中止していただき、メカニカルキーのみでの運用を了解していただき完了です。