MIWA U9.PGF713 プッシュプルグリップハンドル錠、玄関解錠
「鍵の紛失による玄関解錠」
電話を受けた時のご申告ではドアスコープはないとのことでした。新築物件では考えられますが、物件は古いビルのようでした。本当にドアスコープがないのか、2箇所の施錠箇所なのか、一体その真相はどのような錠前なのでしょうか。
Googleマップの写真などでは、全く判断は出来ませんでした。現場で確認するしかありません。到着しても、現場に持ち込むツールが異なりますが、とにかくいつものツールを持ち込むとしましょう。ビルは最上階の4階でした。
ドアスコープはしっかりと確認できました。ドアスコープとの位置関係も問題なく十分に確保できます。
MIWAの U9.PGF713の最新型でした。築年数が古いビルには、不釣り合いの錠前ですが、作業を進めます。カメラで確認すると、なんとサムターンの位相が90°ずれています。下側のサムターンは通常の位置にありました。
真上からのアプローチが結構厄介でしたが、なんとかクリアーしました。下側のサムターンは通常アプローチで、これもクリアーしました。滑り止めも完璧に機能してくれていましたので、今回は大きなストレスはありませんでした。
どこかの業者によって意図的に逆に取り付けたとしか思えません。残念ですね。
あとから分かった事だが、このビルは築後55年のようだ。知っている中では最長の物件です。玄関ドアはドアごと交換したようです。