MIWA RA.W916 玄関錠の施錠動作不良の修理
「今朝から鍵がかからなくなった」
依頼内容からするとシリンダーの汚れかストライクの位置ずれなどでしょうか。現場のマンションは小田急線のある駅の駅前です。路上での駐車はどうやら無理のようです。近くの駐車場を探します。5分ほどかかりますが、安いところを見つけました。
さて、修理対象となる玄関ドアにはMIWA RA.W916錠があります。
依頼者のお話を聞くと、シリンダーではなく室内からの鍵がかから無いとのことでした。どうやらストライクにデッドボルトが入らない現象でした。1ミリほど干渉しているのが原因です。
ストライクの位置調整は固定されているため、1ミリほどしか改善されませんでした。これでもストライクにデッドボルトの位置は改善されましたが、余裕がありませんでしたので、その他の原因を改善します。
ドアにはドアパッキンがありませんでした。他の業者が行ったのか、ドア枠の戸先に5ミリ程度の厚めのゴムが貼り付けてありました。このためストライクとデッドボルトの相対位置がずれていました。さらには、RA錠本体にゴムのスペーサーがありました。このゴムも完全に潰れてしまってスペーサーの意味はありませんので、このゴムを交換することで改善され、デッドボルトとストライクとの余裕が1ミリ以上確保することが出来ました。