KAKEN ベルウェーブキー KX3N-TX.GOAL-TXK、キーが抜けない時がある

「キーが抜けない時もある」

現場に到着して確認すると、差し込んだキーを抜こうとすると、シリンダーコアが手前に少し飛び出てきて、ガタガタしている。引っかかりが確かに確認されました。

先ずはシリンダー洗浄を行いましたが、経年劣化はしていませんでしたので効果は見られませんので、原因ではないようです。

シリンダーを外して分解して見ます。テールピースの取り付け用ネジが2本ともかなり緩んでいました。この状態はかなり不自然な状態でした。ネジが落下すると空回りすることで施錠も解錠も出来ませんし、シリンダーコアが引き抜かれてしまいます。リスクが大きい構造ですが、しっかりとこのM2.5x5のネジを締め付ける必要があります。

しかし、このネジだけが原因ではありませんでした。

本当の原因はサイバーをコントロールするピンに異物が混入して、完全にロックされていたことでした。したがって、サイドバーが固定されているため、キーが抜けない状態でした。しかし、この異物は大きく、2箇所以上のピンと干渉しており、取り除くことは不可能でした。シリンダー交換が必要ですが、残念ながら今回は見送りとなりました。

いづれにしても、KAKENーTXシリンダーはリスクが大きすぎて使用は避ける方がいいと思います。安かろう悪かろうシリンダ-ですね。