OPELO(オペロ電子キー・スマートロック)LSP.QDJ695, 動作不良点検と修理

「外側からも室内側からも施錠できない」

オペロコールセンターからはマグネット異常との事のようです。

到着して見てすぐにセンサーが折れて外れていることがわかりました。ドアパッキンと完全に干渉して折れたようです。ドアパッキンにもその痕跡がありました。

取り付け作業者による完全な不備です。OPELOの不具合は、99%設置時の人為的作業不備によるものです。そのほとんどがケーブルの破損や部品の破損です。

今回も同様でした。 磁気センサーを再組立するのは一苦労です。 バッテリー部とモーター部の両方バラして、再度センサーを取り付ける必要があります。

センサーは折れている為に1段奥に取り付けなければなりません。 マグネットを外してドアを開けた状態で動作確認しましたが、連続した警告音が鳴り響き、止まりません。

(これを解除するにはパスワードが必要のようです。なんともめんどくさい。)

マグネットを元に戻しドアを閉めて位置を確認すると、水平位置がかなりズレていました。しかもセンサー位置はドアパッキンの位置で、マグネットはさらに奥にあります。マグネットと磁気センサーとの推奨距離は10ミリ以下とあります。

しかしながら、今回は15~20ミリ程度離れている状態でした。ドアとドア枠の構造上、推奨位置には設置できません。これではOPELOを使うにはかなり無理がありますね。残念ながら、設計の問題がここでも大きく影響しています。

今回はここまでの作業です。マグネット検知はしているようで自動施錠の動作はしています。 しかし、再発する可能性もあり、安定した動作のためにはドア枠に加工が必要です。つまりマグネットの位置を大きく移動させる必要があります。

とりあえず様子を見ることとします。OPELOが設置されたドアはツーロックドアが多いのに、いつもどちらもダミーシリンダーになっています。いつもながら扱い辛いですね。設計を見直した後継機種が発売されることを願いましょう。