MARUEM CREW スーツケース、マグネット式鍵の修理

「鍵が壊れてスーツケースが閉まらない」

祖父から譲り受けたスーツケースだとのことです。カギもないので操作はできないらしいが、鍵が閉まらないため、フタも閉められないらしい。

現場に到着してみると、マグネット式の鍵レバーが浮いたままに開いている大きなラゲージでした。買った所も分からず、修理をする場所も分からないらしい。マグネット式のロータリスイッチが途中で止まっているため戻らずにそのままになっている。そのためにレバーが途中までしか閉められない状態のようだ。

カギは既に無くなっているので使うつもりはないらしいが、とにかく閉まればいいとのことでした。バイクのシャッターと同じような機構なのだろうか、極性を確定するためにバイク用のマグネットツールで調べてテンポラリーでキーを作ろうとしてみるが、スーツケース側の磁力が小さくて極性が判別が出来ない。

キーの機能を戻すことは不要なので、結局分解して見ることとした。3個のマグネットとスプリングがあったが、スプリングが変形していた。そのため、マグネットが途中で引っかかって動作不良を起こしていたと考えられます。再組み立てをして、レバーがしっかりとロックされることを確認して完了です。