三協アルミ 「サンナチュレ」 MIWA UR.GAF、鍵折れによる解錠と鍵抜き

「カギが折れて中に入れない」

URタイプのツーロック仕様でした。一見すると折れたカギは見えなかった。上部のシリンダーを覗くと、真ん中辺りでポッキリと折れているようでした。

ドアスコープが無いことから、破錠解錠が濃厚です。しかし、折れたキーを依頼人が持っていたことから、そのキーを差し込んで試して見ました（結構これでシリンダーは回ることがあります）。

案の定シリンダーが回り上側の解錠は完了しました。下側のシリンダーは使っていなかったようです。

解錠出来ましたので、シリンダーを分解して、テールピース側から押し出すこととしました。入り口付近のタンブラーが邪魔になりますので、特殊ツールにてタンブラーを広げて、折れたキーを引き出すことが出来ました。

解錠後スペーアキーを拝見しましたが、純正キーは無いようです。すべて、何処かで作った複製キーです（複製キーから作ったようです？！）。しかも、反り返って変形していました。複製キーではキー番号も分かりませんので、純正キーの発注もコピーも作れません。少し調整して、使えるキーとして応急対応としました。

また、純正キーの件はオーナーに相談するように提案して離脱しました。複製キーから作ったキーでは、このようなトラブルが発生するので、通常カギ屋は断るのですが、なぜ作ったのでしょう。