MIWA PR-J.DAF 鍵あり玄関解錠、ストライクの位置不良

「PR-J.DAF鍵あり玄関解錠」

今日の未明に帰宅時にシリンダーが回らず、玄関ドアが開かないことに気がついたらしい。

何処に頼めばいいか、管理会社には当然連絡取れずに、「ナントカの110番」を呼んだらしい。 その業者は3時間程格闘して、どうやってもシリンダーが回らない為諦めたらしい。 サムターン側からも同じ症状のようだ。

しかも、 異物があるか中の部品が壊れているとかで破錠するしかないと言い残したらしい。 結局依頼者本人は、近くのホテルに泊まって、改めて依頼。管理会社経由で依頼を受けました。

見てみると下側のPR-J.DAFが問題のようです。施錠方向にはスンナリ回ります。解錠方向には45度ぐらいあたりで音がする。この音は錠ケース内部からでは無く、ストライク側から聞こえてきます。

この音はデッドボルトが何かと干渉しているか、またはカム部品が噛み合っていないかだろう。 こうなるとデッドボルトを直接操作するしかありません。 少し見えているフロントの位置を調整してみるが、簡単には改善されない。

築浅の物件なので、鎌デッドかもしれない。鎌デッドを押し込めば何とかなるだろう。 または、デッドボルトを引き上げてカムの動きと同期させるかどうかである。

何度かトライして鎌部分を押し込む事が出来て解錠出来ました。ここまで30分掛からなかった(安堵安堵)。 ストライクの位置調整を可能な限り調整しました。

解錠後に動作確認したが、錠ケースの動作には問題はありませんでした。分解点検は不要となりました。

初期の施工不良だろうと考えられるが、トロ部分でデッドボルトがぶつかっている痕跡が確認されました。サムターンもシリンダーも施錠方向には90度完全には回しきれませんでした。

これを修理改善するには、部品やトロを外して躯体側の加工が必要になる可能性があります。追加の費用も発生しますね。したがって作業はここまでです。

この状態をご理解いただき、クセのある施錠になると説明して完了しました。