「鍵で回るがドアが開かない」

夕方遅くの連絡だった。依頼者が帰宅して、いつも通り玄関の鍵を回したが、ドアがびくともしないと言う。突然とこの状態に陥ったと言うが、前兆はホントになかったのだろうか。

確かにドアは1ミリも動かない。固定されている感じである。戸建ての玄関で、上下2カ所のプッシュプルドアハンドル式のものである。だが、上側がU9で、下側がUX。ちぐはぐな組み合わせだが、新築時からこの組み合わせだそうだ。なんともかわいそうだ。

ドアフレームのスペーシングは問題ないが、全く原因が判明しない。30分経っても改善はされない状況が続いた。

原点に返って、再度ドアの隙間を細かく点検する。まさかとは思ったが、ストライクの出っ張りが気になっていた。

ドアの煙返しとの隙間がない。どうやら、その煙返しとストライクプレートが、がっちり食い込んでいる状態だった。このストライクは、このドアには適合しない部品であったが、最初から使われている様子である。しがって、了解の上、特に交換はせずにそのままとした。