EPIC LE-2D電子錠の解錠~本人が知らない?補助錠~

「鍵あり玄関解錠」

一週間ぶりに帰宅した外国籍の依頼人でした。鍵はあるがドアが開かないとの申告で、解錠動作不良での解錠依頼です。

ドアスコープはないとの内容でしたが、この点は不明です。Googleマップでの確認では、古い物件なのでドアスコープはあると予想します。現場での確認が必要です。

さて現場へ到着すると電子錠EPIC LE-2Dが取り付けてありました。この補助錠がロックされていました。物理キーだけを持っている依頼人としては、この見覚えのない電子錠を解錠しないとドアは開きません。

KIMG6568

依頼人は一度も使用したことはないとのこと。3ヶ月前の入居時には、説明も受けていなかったとも言っております。(全く不可解なことだ。自動施錠モードでもなさそうだ。では誰が暗証番号ロックしたのか)

電源は入っているようですので、このEPICを解錠するためのコスト、つまり誰が払うかでゴタゴタが起きました。電話での各方面確認で40分ほど経過し、その間は作業できずに待ちの状態です。

やっと依頼人が支払いを立て替える形で確認ができ、作業を始めることが出来ました。

このタイプは、サムターンが極端に小さく取り扱いが困難です。したがって、ボタンスイッチを押すことで解錠できます。

そのボタンスイッチの場所をWEBで確認しますがヒットしません。廃番となって完全に削除されたのでしょう。

直接カメラで確認しますが、ブラックケースでボタンがはっきりと確認できませんでした。通常はニッケルメッキシルバーを想定していましたが、それが確認できませんでした。

手探りにてやっと解錠できました。到着から50分が経過。やれやれといった感じです。