TOSTEM QDJ-695用防犯サムターンの落下による修理

「サムターンが外れて室内から鍵を掛けられない」

テラスハウスタイプのアパートのようです。トステムではサムターンが外すことが出来るセキュリティーサムターンがありますが、どのようなサムターンでしょうか。

SHERLOCK-2が取り付けられていました。サムターンは初めてみるタイプでした。スライドスイッチ付きの空転モード切換型です。調べてみるとトステム(LIXIL)用防犯サムターンのようでした。MIWAのOEM製品でしょうか。

つまみ部分があっさりと外れています。どうやら樹脂製のつまみ部品の雌ネジ部分のネジ部分が完全に潰れています。原因は不明です。経年劣化や耐久性がなかったのでしょうか。

とにかく分解する必要があります。分解を進めていくと、部品数の多さが目に付きます。

2ミリ程度のステンレスボールが数個、スプリングも数点ありました。慎重にこれらの部品が飛び出さないように作業を進めますが、予想もしないところからバネとステンレスボールが飛び出してしまいました。

(これは設計ミスの製品ですね。生産性は低いし、組立製も悪い。さらには、コスト削減のために材料を樹脂に変更して耐久性も落としている。こだわりが高すぎる設計技術者が陥りやすい散々な部品です。)

結局、ステンレスボールがどうにも厄介で、3回組立直して完了です。