ALPHA 新日軽 玄関錠コンポーレ WEST917の破錠解錠とシリンダー交換

「カギ紛失のため、破錠を含めた玄関解錠」

築後33年の古い物件です。ドアスコープもドアポストも無いとのことから、依頼者と管理会社との相談で破錠する方向で納得していたとのことです。最終的には、管理会社経由で大家さんにも承認を得ることとなりました。

依頼者は数ヶ月前にも鍵を紛失して、大家さんが管理していた鍵でドアを開けたらしい。しかし、そのカギを受け取ってそのまま使用してらしい。ついにはその鍵も紛失して、今回の破錠解錠に至ったらしい。

Googleマップのストリートビューで確認すると、新日軽のコンポーレ サムラッチ錠のようです。二箇所を施錠するタイプのようでした。久し振りの遭遇です。

玄関ドア前の作業場所はかなり狭く、右勝手で、左側はすぐ壁があります。右利きの私には、かなり作業しづらい状況でした。

まずは、しっかりと安全ゴーグルを装備します。

上部のWEST917-2245シリンダーは、専用ホールソーで破錠です。下側のキーは、シアラインのドリリングとロータリーヤスリ(刃先に溶着してしまうのは、どうにか出来ないものかな)で破錠しました。

下側はかなり硬いとの事でした。すんなり行くはずのドリリング、5ピン目が硬く難航しました。それでも硬いシリンダーは、なかなか回りませんでした。

下側のシリンダー破錠作業は、少々手間取りました。デッドボルトとストライクの位置がズレていて、かなり干渉していました。

あとから分かった事でしたが、オリジナルのシリンダーの方は、簡単にコアを抜き取る方法がありそうだ。次回同様なトラブルがあれば、その方法を試すとしましょう。

破錠解錠後、WEST917-2245 1K2L(2個同一)シリンダーで交換完了です。最後の在庫でしたので、入手しておきましょう。古い物件には、まだまだ新日軽のフロ-レンスやコンポーレがあります。