HORI サムラッチ装飾錠 HU176 トライデント・タイプシリンダー「S-3a-TR」の動作不良修理
「外から鍵を掛けることが出来ない」
戸建ての賃貸物件でした。豪華なデザイナーズ物件のようですね。玄関扉には装飾錠がありましたが、見たことがありません。初めてのサムラッチ装飾錠でした。
一見すると、Clavis(クラビス)のF22シリンダー見えましたが、シリンダーには「HORI」のロゴが見えます。
しかし、上側の主錠シリンダーの位置がかなりずれています。経年劣化もあるようですが、いつからこのような状態になったのでしょうか。この状態で施錠解錠が出来たとは思えませんが、使用していたようです。
- サムラッチハンドル錠 トライデントシリンダータイプ :HU176
- 対応錠ケース:1172-64/76
- 本締錠:1311D-HU176
- シリンダー:S-3a トライデントタイプ ねじ込み式
錠ケースの型番は下記のように確認できます。
さて、このシリンダーを適正な位置に直す必要があります。
見えるネジがかなり多いですね。シリンダー側の化粧座はとる必要がありませんでした。
サムターンと内側の化粧座は一体型でしたが、いづれもアルミの裏板があって、ドアの薄い亜鉛鋼板対策です。クレセント交換の時みたいに、落とさないように注意が必要でした。(実際には錠ケースに引っかかって落ちることはありませんでしたが。)
取り外す方法は、フロントを外した場所に「マイナス」のネジがあります。シリンダー固定用のネジを緩めてシリンダーを適正な位置に戻します。その方法が下記に記されていました。
また、シリンダーの種類を確認します。
交換用シリンダーは、HORI専用のシリンダーのみのようです。本締錠「1311D」との2個同一キーシリンダーは受注生産のため時間がかかりそうです。