OPELOオペロ 動作不良による玄関解錠と分解修理

「テンキーが光らないし、音もしない」

GOAL TLK用のOPELOでした。玄関解錠と言ってもドアスコープがないタイプのようでした。クレセント解錠を選択しようとしても、ベランダ窓に作業スペースはありません。

現象としてはテンキーが全く反応しない状態です。ただし、室内からのサムターン操作は正常に動作するようです。
今朝外出する時の反応は怪しかったが、なんとか施錠できたのでそのまま出勤したそうです。しかし、帰宅すると全くテンキーが反応せずに締め出された状態となったとのことです。

ヒヤリングする限りではバッテリー切れではなさそうですが、9V緊急バッテリーで試してみます。しかしこれも反応がありません。

破錠の了承を得たので、ダミーシリンダーで12ミリホールソーで穴を開けようとしました。その破錠の準備としてセンターポンチで打痕を打つと、その衝撃でテンキーが反応しました。理由が分かりませんが、すぐさま暗証番号を入力して解錠しました。

その後分解して電気系統を点検しました。本体側の駆動ユニットとバッテリーユニットの細いハーネスとコネクターには破損は視認できませんでした。

一度本体とバッテリーユニットを分解して再組み立てしましたが、テンキーユニットのボタンは光らず反応がありません。つまり、テンキーユニットとバッテリーユニットを繋ぐハーネスの問題だろうと考えて、引き足のネジを緩めました(ネジを完全に取り外すと再組み立てがかなり面倒な設計になっているため注意します)。よく見ると1本のネジがつぶれています。かなりのトルクで締め付けてあるようです。使っていけないインパクトドライバーで締めたのでしょう。

なんとか、そのネジを緩めてテンキーユニットの位置をずらしました。するとテンキーユニットが通常反応をするようになりました。ハーネスを強く挟み込んでいるようでした。電源系統ですね。

やはり原因は作業員の取付不備でした。OPELOの不具合は設置業者による作業不備の問題がほとんどですね。