OBEL サムラッチ装飾錠の解錠不良による玄関解錠と修理

「玄関錠の動作不良による解錠」

錠前は、アンティーク系のダブルロックのサムラッチ錠。 確かに回らない。突然今日そうなったという。「OBEL」という刻印がシリンダーに確認出来た。

シリンダー不良かと考えたがKABAクリーナーでも刃が立たない。 ドアポストがあったのでCCDで中を覗きました。なんと主錠側のサムターンが縦になっていました。

横になっているはずが縦になっているのは、シリンダーは解錠している状態ではないか? しかし、どうやっても外側からは開かないので別の入室可能場所を探します。

勝手口はMIWA ディスクシリンダーの玉座です洗。濯機が邪魔して入室出来なさそうです。さらに家の周りを確認しながら進むと、 ベランダの掃き出し窓が開いていました。

(不用心ですね)。

とにかく、そこから息子さんに侵入してもらいました。室内から玄関サムターンを回してもらうが全く動かない。 (こりゃケースの不具合で確定だ)

私もリビングから入らせてもらい、錠を解体することにした。 取っ手やシリンダーを外して、ケース錠残すのみでだがデッドボルトが動かない。 しかも、破損部品と思われるものも落ちてきた。 (こりゃ大変だ。ピックで引っ掛けるしかないな。)

ピックで引っ掛ける場所を探します。手間取ったがほどなく解錠しドアを開けることが出来ました。

錠ケースを分解するとデッドボルトのカム部品が破損していました。デッドボルトを外して再組み立てをして、補助錠のみで運用してもらうこととしました。

30年以上使用している錠前、さすがに金属疲労が突然きたようですね。 結構難儀したケースでしたが、セットでの交換も希望しているので見積もり提示して完了しました。(NAGASAWAの交換用装飾錠が適当のようです。) 後日連絡を待つ事としましょう。