SwitchBotロック+逆さPR.BH(DZ) 後付け電子錠の解錠
「自動施錠による閉め出し玄関解錠」
依頼は簡単な情報のみでした。二箇所のロックの内、上側のみの解錠依頼でした。Googleで確認すると、玉座と補助錠のダブルロックです。
この上側のみとは、いったいどういうことなのだろう。補助錠のみで運用していたと言うことなのか。
現場に到着すると、理由が分かりました。自分でつけた電子錠が自動で施錠したため閉め出されたと言うことでした。
このような情報が欠落していることは、かなりの頻度でありますので、現場で直接確認しないと、依頼者のイメージとは異なることがあります。
さて、「SmartBot(スマートボット)」だったと依頼者。(正しくは「SwitchBot(スイッチボット)」でした)
聞いたことはありませんので、カメラで確認します。しかし、ここからが大変でした。
ドアスコープからの距離が考えているより近かったことと、水平位置にサムターンが位置していたことです。
外から見えるシリンダーとデッドボルトに位置から、サムターンの解錠方向を見極めます。サムータンは結構大きく、厚みがあるようです。
テンション掛けても回る様子は確認できません。(まさか逆なの?そんな本締錠ってあるの?不安がよぎります)
先端治具やオープナーも何種類か試しながら進めますが、いっこうに開く様子がありません。
最後に20センチ未満の短い特殊オ-プナーと一部工夫を施したカニばさみで再トライです。(最初からこれで作業進めておけば良かった。次は専用先端ジグを作るとしましょ)
解錠方向はイメージ通りでした。滑りやすい状態を乗り切って回すことが出来ました。
ここまで40分、各種治具の交換など段取りが大変だったといえ、30分以上は少しきついですね。
解錠後確認できたことは、想定以上に本体の高さが(厚みが)あることと、サムターン本体とSwitchBotの回転軸がずれていたことです。その分回転トルクが大きくなっていたようでした。
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