ALPHA 新日軽コンポーレ サムラッチ錠のサムターン動作不具合の修理

「室内からのサムターンが硬くて回らない時がある」

現場に到着して確認してみると、新日軽のコンポーレでした。上部には、新規に取り付けた補助錠、GOAL ND2Sがあります。

サムターンの動作を確認してみると、回ることは回りますが、引っかかっているような違和感があります。本体錠ケース2245Aの不具合でしょうか。この錠ケースは廃版になっており、入手ができません。兎に角、分解してみましょう。

室内側と外側のグリップハンドルを外してゆきます。更に、シリンダーやサムターンも外してゆきます。サムターン単体では、その動作には問題が見つかりません。

次に本体錠ケースを取り外します。すると、アルミの端材や削りカスがボロボロと落ちてきました。ホールソーで開けた時の、アルミの端材ですね。

驚きました。この削りカスなどが、本体錠ケースの中に落ちていて、動作を阻害していたことが分かりました。

補助錠を取り付けた業者の確認不足です。コンポーレ用のアルファ錠ケースは、側面部の開口部が大きく、ここにアルミの削りカスが入り込むのは自明のことですね。

本体錠ケースのこれ以上の分解は、コンポーレの場合、最大限の注意が必要になります。不用意にカバーを外すと、バネが飛び出てきて、大変なことになります。今回は、分解はしません。隙間から覗きながら、細かいアルミの削りカスを洗浄します。