YKKap/ALPHA ピタッとKey錠 自動施錠による閉め出し、破錠解錠
「ドアが勝手に閉まって閉め出された」
施錠箇所は一箇所で、カードキーとディンプルキーで開け閉め出来るタイプだとの事でした。
戸建てテラスハウスタイプの賃貸物件で、ドアスコープもドアポストも無いとのご申告でした。
さて、一箇所のカードキーとディンプルキーの操作が可能のもので予測されるものは、ALPHA edロックplusだろうか、非常解錠用のディンプルシリンダーを破壊しても、交換となると全交換になる。暗証番号解錠は設定していないのだろうか。
現場に到着すると、新築の物件で、まだ地図にも載っていない場所でした。
ベランダもありますが、かなり高さがあり、アプローチする隙間もないタイプです。玄関からの破錠しか選択肢はありません。
玄関を見ると、YKKap ピタッとKeyプッシュプルグリップハンドル錠でした。なるほどこのタイプでしたか…
見積もり金額の説明など致しましたが、かなり悩まれて到着してから60分が経過しました。
結局破錠のみとしてシリンダー交換は見送りとなりました。
このタイプは50秒タイマーで自動施錠されるタイプなので、上側から進めてシリンダー解錠後、50秒タイマーで作動してもデッドボルトがロックしないようにします。
ホールソーの方が早いのですが、このタイプは開口部が小さいので使えません。今回も回転ヤスリで進めることとします。
下側の解錠も回転ヤスリで進めてゆきます。しばらくしてやっと解錠です。結構時間が掛かりましたが、依頼主は入室出来たことに安堵されていました。
シリンダーの解錠方向は下げ解錠方向です。MIWAのプッシュプルグリップハンドル錠PGF714などと同じです。