MIWA PATENT WEST916.MM, サムターン動作不良による閉じ込め解錠

「サムターンが回らず閉じ込められている」

室内に人はいるがサムターンが途中までしか回らないらしい。中の状態を写真撮ってもらい、ドアポストから見せてもらいました。初めてみるタイプでした。

写真を見るとサムターンが二箇所にありました。ドアノブにサムターン、WEST916.MMタイプのシリンダー(上下逆さまになっているのが気になります)にもサムターンがあるが、シリンダー側のサムターンだけのようです。 ドアノブのサムターンはなぜか動かないらしい。

さて、中からサムターンを動かしてもらいましたが、隙間から見えるストライクが少ししか動いていない。ドアの歪みが原因でもない。

この状態であれば、オープナーでのサムターン解錠方法を行う選択肢はありません。 デッドボルトを操作してダメなら破錠になるでしょう。

作業中はトリガーラッチの存在が確認出来なかったが、L型ピックでボルトを収めることが出来て解錠出来ました。

フロントにはMIWA PATENTの刻印だけです。自動施錠用トリガーラッチの動きが悪いため、サムターンにロックかかっていた事が判明しました。 フロントだけ外してくまなくスプレー洗浄することで改善されました。

動きは完全では無いがこのまま様子を見てもらうことにした。

錠ケースの交換部品は入手出来ないようなので、セット交換となるとMMタイプになるだろうか。

フロントの長さは長く220ミリ、ビスピッチは160ミリ。結構大きいサイズです。

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